園から持ち帰った絵、休日に夢中で作った工作。「全部はとっておけないから、せめて写真に」と、スマホで撮っておくご家庭は多いのではないでしょうか。
ところが、いざ見返そうとすると、カメラロールには買い物メモや公園の写真、スクリーンショットがずらり。「あの恐竜の絵、どこだっけ……」とスクロールし続けて、結局見つからないまま閉じてしまう。そんな経験、ありませんか?
作品の写真は、撮っただけでは「残した」ことになりにくいもの。今回は、スマホの中で埋もれがちな子どもの作品写真を、無理なく整理して、ちゃんと見返せる形にしていくコツをご紹介します。
まずは「撮るとき」にひと工夫しておく
整理をラクにするいちばんの近道は、実は撮る瞬間にあります。あとからまとめて整理しようとすると、どれが作品でどれがそうでないかを見分けるだけで疲れてしまうからです。
・撮る場所を決めておく:床の同じ場所や、白っぽい壁の前など「作品を撮るならここ」という定位置を作ると、写真の雰囲気がそろい、一覧で見たときに見つけやすくなります
・作品と子どもの「2枚セット」で撮る:作品だけの写真と、作品を持った子どもの写真を続けて撮っておくと、その時期の背丈や表情も一緒に残せます
・裏面のメモも1枚撮る:日付や子どもの説明を紙に書いたら、それも続けて撮っておくと、あとで情報を探す手間が省けます
完璧にそろえる必要はありません。「だいたいここで撮る」くらいのゆるいルールでも、あとの整理がぐっと変わってきます。
カメラロールから「作品専用の場所」へ移す
撮った写真は、できれば早めに作品専用の置き場所へ移しておきましょう。スマホの標準アルバムアプリでも、アルバムを作ってまとめておくだけで、探すときの負担がかなり軽くなります。
アルバムの分け方は、ご家庭の使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。
・子ども別:きょうだいがいる場合は、まず子どもごとに分けると迷いにくくなります
・年度別:「年少さん」「小学1年生」など、学年で区切ると成長の流れが追いやすくなります
・種類別:絵、工作、手紙など。作品の種類が多いご家庭に向いています
最初から細かく分けすぎると続かなくなりがちなので、「子ども別×年度別」くらいのシンプルな形から始めるのが続けやすいコツです。週末や月末など、タイミングを決めて「今週の作品をアルバムに入れる」だけの小さな習慣にしておくと、たまりすぎることもありません。
「名前」と「言葉」を添えて、ただの写真から記録へ
作品の写真は、あとから見たときに「これ、何を描いたんだっけ?」となりやすいもの。撮ったときに少しだけ情報を添えておくと、見返す楽しさがまったく違ってきます。
多くのスマホのアルバムには、写真に説明文(キャプション)を付けられる機能があります。そこに「4歳5か月。『雨の日のかたつむり家族』だそうです」のように、日付や年齢、子どもが話してくれた言葉をひとこと入れておくだけで、写真が立派な成長の記録になります。
子ども自身がつけたタイトルや、絵の説明は、その時期にしか聞けない宝物です。全部の作品でなくても、「これは残しておきたい」と思った一枚だけでも十分。気負わず、思い出したときに書き添えてみてください。
「見返す時間」をつくって、整理を楽しみに変える
整理した作品写真は、ときどき家族で見返してこそ生きてきます。たとえば、こんな機会がおすすめです。
・誕生日に1年分を振り返る:「この1年でこんなに描いたね」と一緒に眺めると、子どもにとってもうれしい時間になります
・季節の変わり目に見返す:衣替えのついでに、前の季節の作品をさっと眺めるのも気軽です
・祖父母と共有する:共有アルバムを使えば、離れて暮らす家族とも作品を楽しめます
また、スマホのデータは機種変更や故障で失われることもあるので、クラウドへのバックアップ設定を一度確認しておくと安心です。せっかく残した作品写真を、うっかり消してしまわないための小さな備えになります。
わたしたちが作っている「コノミュー」も、子どもの作品を写真で残して、子どもごと・時期ごとに見返せるアプリです。撮った作品をキャラクターにしたり、絵本のようにまとめたりして楽しむこともできます。作品写真の置き場所のひとつとして、気軽に試していただけたらうれしいです。
完璧じゃなくても、少しずつで大丈夫
毎日の家事や育児に追われていると、写真の整理はどうしても後回しになりがちです。カメラロールに作品写真がたまっていても、それは「残したい」と思って撮ってきた気持ちの証。決してダメなことではありません。
まずは今日、いちばん新しい作品を一枚だけアルバムに入れてみる。そんな小さな一歩からで十分です。少しずつ整っていく作品写真は、いつかきっと、家族みんなで笑いながら見返せる大切なアルバムになってくれるはずです。
