朝晩の風が涼しくなってくると、お散歩の楽しみがひとつ増えます。どんぐり、落ち葉、まつぼっくり——子どもはこの季節の「ひろいもの」が大好きです。ポケットいっぱいのどんぐりを得意げに見せてくれる姿は、秋ならではの光景ではないでしょうか。
今回は、そんな秋の拾いものを使った自然工作の楽しみ方と、できあがった作品の残し方についてご紹介します。
「ひろう」ところから、もう工作は始まっている
自然工作のいいところは、材料集めそのものが遊びになることです。「まっかな葉っぱをさがそう」「ぼうしつきのどんぐり、あるかな?」と声をかけながら歩くと、いつもの公園がたからさがしの場所に変わります。
子どもが拾ってくるものには、その子なりの「いいな」が詰まっています。大人から見ればただの枝でも、本人にとっては選び抜いた一本。何を拾ったか、どうしてそれを選んだのかを聞いてみると、その子の目に世界がどう見えているのかが垣間見えて、工作が始まる前から楽しい時間になります。
おうちでできる、かんたん秋工作
特別な道具がなくても、家にあるものだけで十分に楽しめます。画用紙にのりで落ち葉を貼れば「落ち葉のコラージュ」に。葉っぱを動物のからだに見立てて、クレヨンで顔や足を描き足すだけで、世界にひとつの絵本のワンシーンができあがります。
どんぐりは、油性ペンで顔を描けば「どんぐり人形」に。まつぼっくりに毛糸を巻いたり、ちぎった折り紙を貼ったりすれば、季節の飾りになります。紙皿の縁に葉っぱやどんぐりを貼っていく「秋のリース」は、玄関に飾れば来客との会話も弾みます。
仕上がりの美しさよりも、「これ、〇〇ちゃんがひろってきた葉っぱだね」と、素材ひとつひとつに物語があることが、自然工作のいちばんの魅力です。
自然の作品は、長くは残せない。だからこそ
ただ、自然素材の作品にはひとつだけ弱点があります。時間が経つと、葉っぱは乾いて崩れ、どんぐりは中から虫が出てくることも。ずっと取っておきたくても、物理的に難しいのが正直なところです。
だからこそおすすめしたいのが、作品がいちばんきれいなうちに写真に残しておくこと。作品だけを撮るのに加えて、拾っている最中の様子や、完成した作品を持って得意げな本人の姿も一枚撮っておくと、「あの秋の一日」がまるごと思い出になります。
「これはどこでひろったの?」と聞いたときの答えをひと言メモしておくのもおすすめです。「じいじとさんぽしたこうえんのどんぐり」——そんな言葉が添えられているだけで、数年後に見返したときの味わいがまるで違ってきます。
秋の思い出を、家族の美術館に
コノミューは、わが子の作品を小さな美術館のように残していけるアプリです。かたちに残せない自然工作こそ、写真に撮って収蔵しておく価値があります。去年のどんぐり人形と今年のどんぐり人形が並ぶと、それだけで「秋の企画展」のできあがり。手先の使い方や色の選び方に、一年分の成長がちゃんと写っています。
今度の週末は、ぜひお子さんと近所の公園へ。ポケットに詰まったどんぐりが、この秋いちばんの宝物になるかもしれません。
