子どもが持ち帰ってきた絵、どこに置いていますか。冷蔵庫に貼ったまま色あせていたり、棚の上に重ねられていたり。「ちゃんと飾ってあげたいな」と思いながら、なんとなく後回しになっている家は多いはずです。
飾られた作品は、子どもに「大切にされている」と伝える
絵を飾ることは、インテリアの話だけではありません。自分の作品が家の壁にかかっている。家族がそれを毎日目にして、ときどき話題にする。それは子どもにとって「自分のやったことが大切にされている」という、言葉より分かりやすいメッセージになります。
飾られた絵の前で「この色、いいねえ」とひとこと交わす。それだけで、次の作品への意欲が変わってくることもあります。上手か下手かではなく、飾られたという事実そのものが、子どもの背中を押してくれます。
立派な額縁はいらない
「飾る」と聞くと、額装してきちんと、と構えてしまいますが、続けるコツはむしろ逆です。気軽に貼って、気軽に外せる方法のほうが、結果として長く続きます。
- マスキングテープで壁にそのまま貼る(壁紙を傷めにくい)
- ワイヤーや麻ひもを渡して、木製クリップで吊るす
- 100円ショップのフレームをいくつか並べて「入れ替え前提」にする
- 子どもの目の高さに飾って、本人がいつでも見られるようにする
ポイントは、完璧に飾ろうとしないこと。少し曲がっていても、テープが見えていても、子どもにとっては十分「自分のギャラリー」です。
「飾る場所」を決めると、入れ替えの習慣ができる
おすすめは、廊下の一角や リビングの壁一面など、飾る場所をあらかじめ決めてしまうことです。場所が決まっていると「新しい作品が来たら、どれかと入れ替える」という流れが自然に生まれます。
入れ替えのときは、子どもと一緒に選ぶのがおすすめです。「今月はどれを飾る?」という会話は、子どもが自分の作品を振り返るきっかけになりますし、外す作品との区切りにもなります。兄弟姉妹がいる場合は、一人ひとつずつ「自分の枠」を決めておくと、不公平感なく続けられます。
壁から外した作品は、写真のギャラリーへ
飾る場所を決めると、必ず「外した作品をどうするか」という問題がやってきます。全部の現物を残すことは、現実的にはできません。
そこでおすすめなのが、壁から外すタイミングで写真に残しておくことです。飾っていた作品は、子どもが選んだお気に入りでもあります。撮っておけば、壁のギャラリーは入れ替わっても、記録としてのギャラリーはずっと増え続けていきます。
こども作品ミュージアム「コノミュー」は、撮った作品を年齢や時期ごとに並べて、小さな美術館のように残していけるアプリです。壁に飾ったときの子どもの得意げな顔や、「これはね、」と説明してくれた言葉も、一緒に添えておけます。
まずは一枚、今日持ち帰ってきた絵を、マスキングテープで壁に貼ってみてください。家の空気が、少しだけ変わります。
