11月に入り、朝晩の冷えこみがぐっと強くなってきましたね。日が暮れるのも早くなり、公園で遊べる時間が短くなったと感じている方も多いのではないでしょうか。雨や風の強い日が続くと、「今日はおうちで何をしよう」と悩んでしまうこともありますよね。
そんなときに頼りになるのが、紙とペンさえあれば始められるお絵かき遊びです。ただ「好きなものを描いてね」と渡すだけでなく、ちょっとしたルールや仕掛けを加えると、子どもも大人も一緒に笑える時間になります。
今回は、寒い季節のおうち時間に親子で楽しめるお絵かき遊びのアイデアと、遊びのなかで生まれた作品の残し方をご紹介します。特別な道具はいりません。気になったものから、気軽に試してみてくださいね。
ルールがあると盛り上がる「ゲーム感覚」のお絵かき
「何を描いたらいいかわからない」という子には、遊びのルールがきっかけになることがあります。たとえば、こんな遊びはいかがでしょうか。
・お絵かきしりとり:言葉の代わりに絵でしりとりをします。描いた絵が何なのか当てるところから始まるので、ちょっとくらい形がわからなくても、それがかえって笑いのもとになります
・つづきを描いてね遊び:大人が紙に丸や線をひとつだけ描き、そこから子どもに自由に絵を広げてもらいます。同じ丸が、顔になったり、ボールになったり、お日さまになったりします
・交代でひとつずつ描き足す:「目を描いたら、次の人は口」というように、交代でパーツを足していく遊びです。思いがけない顔や生きものが生まれます
どの遊びも、上手に描くことより「やりとり」を楽しむのがポイントです。大人がわざと変な絵を描いてみると、子どもがのびのび描き始めることもありますよ。
冬ならではの「描く場所」を楽しむ
寒い季節だからこそ楽しめる描き方もあります。たとえば、窓ガラスがくもっている朝は、指でお絵かきをするチャンスです。外の景色と重ねて描いたり、家族の顔を描いたりすると、ほんの数分でも特別な遊びになります。くもりはすぐに消えてしまうので、気に入った絵が描けたら写真に撮っておくのがおすすめです。
ほかにも、大きな段ボールを広げて床に寝そべって描いたり、模造紙を壁に貼って家族みんなで一枚の絵を仕上げたりするのも楽しいものです。いつもと違う場所や大きさの紙に描くと、子どもの描き方にも変化が見られることがあります。
窓や床で遊ぶときは、まわりに物を置かない、寒すぎない時間を選ぶなど、安全と体調にはほどよく気を配ってくださいね。
音や物語から描く、イメージ遊び
少し慣れてきたら、音楽やお話から思い浮かんだものを描く遊びもおすすめです。ゆったりした曲と元気な曲をかけて、「どんな色が浮かんだ?」と聞きながら描いてみると、子どもならではの感じ方が絵にあらわれます。
また、大人が「ある寒い冬の朝、森のなかで小さなくまが目をさましました」とお話の始まりだけを語り、その続きを絵で描いてもらうのも楽しい遊びです。描き終わったら、「このあと、くまはどうなったの?」と聞いてみてください。絵から新しいお話がどんどん広がっていきます。
遊びで生まれた作品は「遊びの記録」として残す
お絵かき遊びで生まれた絵は、きちんとした作品とは違い、落書きのように見えることもあります。けれど、そこには家族で笑い合った時間がそのまま残っています。すべてをとっておく必要はありませんが、気に入ったものはぜひ記録しておきましょう。
残すときは、絵の写真と一緒に、どんな遊びだったか、誰と描いたか、子どもが言ったことを短くメモしておくのがおすすめです。「お絵かきしりとりで、パパの『りんご』が『おばけ』に見えて大笑い」といったひと言があるだけで、見返したときにその日の空気がよみがえります。
わたしたちが作っている「コノミュー」は、子どもの絵や工作を写真で残して、日付や子どもの言葉を一緒に記録できるアプリです。おうち遊びで生まれた絵も、ひと言を添えて残しておけば、冬のおうち時間の思い出として家族で見返すことができます。残し方のひとつとして、気軽に使っていただけたらうれしいです。
寒い季節のおうち時間を、親子の小さな楽しみに
外で思いきり遊べない日は、子どもも大人も少し退屈してしまうかもしれません。でも、一枚の紙と少しの工夫があれば、おうちの中でも笑い声があふれる時間をつくることができます。
毎日新しい遊びを考えなくても大丈夫です。お気に入りの遊びをくり返すうちに、子どもの描く絵が少しずつ変わっていくのも楽しみのひとつ。今年の冬は、どんな絵が生まれるでしょうか。ぜひ親子で、おうちのお絵かき時間を楽しんでみてくださいね。